2018-01-01から1年間の記事一覧

【読書メモ】RE:THINK: 答えは過去にある

過去のアイデアを再考する 新しいアイデアを生み出すことが技術や社会に革新をもたらすと私達は思うかもしれない。しかし、多くの場合、新規アイデアや新製品などは、過去に誰かが考案したものである。「RE:THINK: 答えは過去にある」ではそのような事実を指…

【読書メモ】最後の資本主義

ロバート・B・ライシュというとクリントン政権時代の労働長官であり、現在はカリフォルニア大学バークレー校 ゴールドマン公共政策大学院の教授である。 最後の資本主義 作者: ロバート・B.ライシュ,Robert B. Reich,雨宮寛,今井章子 出版社/メーカー: 東洋…

諸君 私は広角が好きだ

諸君、私は広角が好きである。パノラマも大好きだ。というわけで、これまで撮った広角、パノラマ写真をいくつか載せてみる。 オーストラリアのウィーンにある時計塔から 医王山から富山の砺波平野 石川県の獅子吼高原から 奥能登 ハワイのハナウマ湾 ハワイ…

【読書メモ】Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

現代日本では、小・中学校は義務教育であるため学習を行ったことのないという人はほぼ居ないだろう。学習するということはつまり、数学や国語などについての知識や技術などを習得するということである。では、学習方法について学習したことのある人は、どの…

年収750万円で幸福度頭打ち説についての考察

というわけで年収750万になろう pic.twitter.com/grod39zSCB — 新米先達mayan (@mayan1969) 2018年8月13日 年収750万円で幸福度が頭打ちになるという説がある。これは、ファスト&スローの下巻、37章「経験する自己」の幸福感、で説明されている文章が元にな…

面白い学術読み物、自分用まとめ

自分用メモ。多すぎるので全部は網羅していない上に分類は適当。あとで読む。 anond.hatelabo.jp 物理 ファインマンの有名な書籍。ファインマン物理学も挙がっていたが、あれは読み物じゃなくて教科書なので割愛。 ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (…

【読書メモ】アンダースタンディング コンピュテーション

チューリング・マシンとはイギリスの数学者チューリングが考案した計算モデルである。チューリングとは第二次世界大戦中にナチス・ドイツ軍の暗号Enigmaを解読した人物である。チューリングは当時、、今で言うコンピュータの原型となる機械を実装して、Enigm…

【読書メモ】独習 論理構造

AならばBであり、かつBならばCであるならば、AならばCである。このように演繹的に推論は論理と呼ばれ、公理から出発して、いくつもの命題を導き出すことが出来る。この論理を形式的にとらえた学問が形式論理学であり、本書は論理学の入門書となる。 論理学の…

【読書メモ】FUTURE INTELLIGENCE 〜これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣〜

FUTURE INTELLIGENCEという本を読んだので紹介したい。本書のタイトルはよくある自己啓発本のように陳腐なタイトルだと思っていたが、原題は“Wired to Create: Unraveling the Mysteries of the Creative Mind”となっており、クリエイティブ思考の謎を解き明…

【読書メモ】哲学がわかる 自由意志

本書は哲学の自由意志について述べたものとなる。平易に書かれているのだとは思うが、題材が題材だけに難しいと言わざるを得ない。しかし、自由意志と道徳、責任は密接に関わっており、物事の責任をどう捉えるべきかを考えさせられる本だった。 哲学がわかる…

【読書メモ】哲学がわかる 因果性

因果性とは何かという問い 因果律はこの世を支配する根源的な法則である。「サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か」という本では、因果律を破ることは、不可能レベルIII、すなわち既知の物理法則に反するレベルの根源的な問題であるとしている。本…

ドーナツの穴だけ残して食べると何が残るか

ドーナツの穴問題 ドーナツには穴がある。これはみんな納得することだと思う。 ドーナツは、卵、小麦粉、油、砂糖などを原材料として作られている。 では、ドーナツの穴を食べないように、注意深く、卵、小麦粉、油、砂糖で出来たドーナツの周辺のみ食べたら…

【読書メモ】ノンデザイナーズ・デザインブック

ノンデザイナーズ・デザインブックは、そのタイトルが示すとおり、デザインを本職としない人がデザインするために意識する事をまとめた本となる。 ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] 作者: Robin Williams,小原司,米谷テツヤ,吉川典秀 出版社/メーカ…

【読書メモ】読書について

ショーペンハウアーは1800年代前半頃に活躍したドイツの哲学者であるが、本書は、そのショーペンハウアーが本を読むことについて語った本となる。 読書について (光文社古典新訳文庫) 作者: ショーペンハウアー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/09/25 …

【読書メモ】史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

西洋哲学は科学へと発展していったことからもわかるように、世界の理を体系的、実験的に明らかにしようとしていた。一方、東洋哲学は、世界の理ではなく、自己の内面を解き明かす方向へ向かっていた。しかしながら、それは観測可能な事象ではなく、形而上的…

【読書メモ】科学哲学への招待

科学とは一体何か。科学会の末席を汚すものとして、科学について正しく知らなければならないと思い本書を手に取った。科学ってなんだろう。 科学哲学への招待 (ちくま学芸文庫) 作者: 野家啓一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2015/03/10 メディア: 文庫…

【読書メモ】国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

本書はフィンランドの大学教授や元国会議員、小中学校校長など、多数の人物からのエッセイから成り立つ本である。フィンランドの話では有るものの、日本の抱える問題とオーバーラップするような普遍的な話題も多くて、考えさせられる本だった。 国家がよみが…

【読書メモ】サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

ミッション・インポッシブルというとスパイ映画を代表する映画であり、トム・クルーズ演じる特殊工作員の主人公が、不可能と思える任務(ミッション)を遂行していく映画である。おそらく、そのミッション・インポッシブルにインスパイアされたサイエンス・…

【読書メモ】史上最強の哲学入門

哲学というと難解なイメージが有り、長い間あまりその意味を見いだせないでいたが、抽象的な視点から物事の本質を捉えるための参考になるのではと思い、最近、哲学の本を読んでいる。といっても、本格的なものではなく、比較的易しめの入門書だが。最近、「…

研究不正のインセンティブ

なぜ、研究者は研究不正を行うか。それは、ぶっちゃけて言うと、得だから(得だと思うから)である。では、なぜ得だと思えるのかを考察してみた。 あなたは今、賞与として100万円もらえることが決定してしている。いま、その賞与を投資することが出来、50%の…